バランス能力の必要性!
バランス能力の必要性!
バランスには保つ(維持する)作用と
戻す(回復する)作用
両方の微妙な均衡状態があると考えられます。
これらをコントロールする作用も
バランス能力が必要です。
筋力が発達することによって筋量が増すと
重心や軸の感覚が若干異なってきます。
子供の頃に簡単にできていた動きが成長して
身体が大きくなったらうまくできなくなる等は
そのわかりやすい例です。
身体のバランスが崩れると
トレーニングをしてもパフォーマンスに
あらわれない場合があります。
筋力アップも大事ですが
要素の一つとしてバランス能力を高めるのも
とても重要です。
身体のバランスは骨格の位置・
筋肉の量的なバランスにより保たれ
正常な動作ができていれば
最も力のロスの少ない安定した動き
言い換えれば骨格筋にかかるストレスが少ない
動きになります。
こうした動きは安全かつ効果的に
力を発揮することができます。
動きが安定することによって重心の移動がうまくいき
力のロスが少なくなり
疲労しにくいプレーを維持させることも
できるようになります。
ゴルフに必要なのは静的バランスです。
静的バランスとは…
接地して体重を支えている部分を
動かさないで安定した姿勢を保つ能力のことです。
ゴルフスイングのように
両足でしっかり地面をとらえて
安定した姿勢で行うので
静的バランスが発揮されます。
静的バランスに必要な
バランス能力には3つの作用があります。
①バランスを保持する・維持する
②バランスを回復する・
③バランスをコントロールする
3つの要素がそなわった時
ボディーコントロールがしやすくなるのです。
①バランスを保持する・維持する
スポーツにおいて不可欠なものです。
常に安定したフォームでゴルフスイング
できればプレーの再現性があがり
成績にも良い影響をもたらします。
安定したフォームを保つ・維持する!
バランスが良いとよりよく、より強くなる為の
基本要素であると認識できると思います。
安定した正しい姿勢や正確な動作で
トレーニングなども行えるようになるので
トレーニング効果も引き出すことができます。
②バランスを回復・修復する
これらの役割もまた不可欠な要素です。
安定した姿勢をつくってもその場で動かずいるわけにはいきません。
不安定な状態でもうまくコントロールする必要があります。
失ったバランスを素早く修復させる能力も同時に必要です。
ゴルフで平らの場所から常に打てるわけではないので
バランスをすぐにその場で適応し素早く修復し、
バランスが崩れショットが乱れだしても脳の信号でキャッチし
元に戻す修復作用が求められます。
③バランスをコントロール
バランスを保持・維持する状態で
倒れまい・崩れまいといった防衛反射が働き、
グラグラしながらも耐えようとする力が働きます。
崩れたバランスを回復・修復する状態では
姿勢を元に戻そうとする姿勢反射が働き
不安定な状態から安定状態へと立ち直る力が働きます。
これらはいずれも自動的に起こる現象で重力とも関係しながら
身体機能が正常に作動している証拠です。
このようにバランス能力にはいくつかの
種類があり、それらがともなってこそ
バランス能力が高まります。
ゴルフやどのスポーツにおいてもバランスが重要で、
トレーニングをするにもバランス能力があってこそ
発揮されるということがおわかり頂ければと思います。
次回はバランス能力を高めるには
どのようなトレーニングを
行えばいいか…
紹介させて頂きます。
ZERO Premium Sports 垂水店 山本